これまで何人かのインターンシップ生がブログに記載したように、私も実験用木箱の製作に携わることが出来ました。今まで生きてきてしたことのない経験でした。

製作によって得られたことは大きく分けて五つあります。

一つ目は、教えてもらう側から教える側になる時に分かる難しさと自分の理解度です。無意識のうちに感覚でしていたことは教える側になって初めて「きちんと聞いておけばよかった」と後悔します。この経験によって、仕事に限らず自分の行動に責任を持とうと思いました。

二つ目は、複数人で危険なことを行う時に欠かせない一致団結。この場面に直面した時に声掛け、自分以外の人に気を配る、力を抜かないことが大切なことだと感じました。また、一致団結から、仲間同士の信頼感が出来ることが分かりました。

三つ目は数をこなすことで要領をつかむことが出来ることです。始めは非常にぎこちない作業から、気がつけば頭も身体もフル回転してこなしていっていることに気づきます。一つ、二つで出来ないと決めつけるのではなく、出来るようになるまですることで出来る出来ない以上に大切なことが見えてきます。

四つ目は、清掃の大切さです。箭木木工所さんでは昼食後と終業時間に清掃をします。くしゃみと咳は止まらないですが、掃除後のキレイな所を見ると気が引き締まります。

五つ目は、話を理解しようとすることです。機械の名前や作業の手順はほとんど分かりませんでした。その時に、「分からないから、どうせ分からないから、覚えられないから」ではなく分かるように努力することが大切だと気付いた。分からない→分かるに変わっている数々のことは今では私の自信になっています。

長くなりましたが、以上の五つのことを5日間で得ることが出来ました。写真は朝来る途中に撮ったものです。自分自身(雲)が諦めそうになったときや負の感情にさらされた時に、その状態の自分を見れば(川)、そのままの自分が見れます。このまま逃げていいのか?何がそうさせているのか?どんな顔をしている?のかが分かると思います。これから先、辛いことや壁にぶつかることが何度もあるでしょう。その時に自分と向き合うようにします!

また、今回させていただいた5日間のインターンシップでの学びを自分のストロングポイントとして、これからの人生悔いなく生きようと思います。

川に写る雲