こんにちは!インターンシップに参加させていただいている京都造形芸術大学 3回生 環境デザイン学科の松沢和幸です。

まず私がなぜインターンシップに参加させていただこうと思ったかというと、就職活動の一環というのはあるのですが主には家具作りの勉強のためです。

私は大学で主にインテリアの勉強をしています。

インテリアの勉強と言っても家具などの製作ではなく大体は店舗のデザインや住居のデザインを考え模型やプレゼンボードを作成し、先生や他の生徒の前でプレゼンテーションをするのが殆どです。なので実際に何かものを作るのは大学内の他の学科ではあるのですが私の学科でそのようなことは殆どやりません。

それはそれで楽しいのですが、やはり他学科の友達と話をしていると自分で考えたデザインを実際に作れるというのがとても羨ましく思いました。

そこで自主制作として家具を制作しようと考えました。学校では家具作りについて教えて頂ける先生がいないのでインターンシップを使い、家具作りを学んで実際に作って売るというもの造りの現場も体感したいと考えたのがインターンシップに参加させていただこうと思った理由です。

 

その話を初日に箭木さんに聞いてもらうと、次の日から棚の注文が入っている作業の手伝いの方に回していただきました。

大きな機械から手持ちの機械の使い方まで職人さんに教えていただき、これからの自主制作に向けてとてもいい勉強になりました。作業の合間にも箭木さんに「どう?勉強になってる?」と気にかけてくださって嬉しかったです。

ですがやはり慣れない作業なのでスムーズに作業ができず、手伝いをしているはずが逆に足を引っ張っているのではないかと思う場面も多くありました。それでも職人さんが優しく対応してくださり、焦らずに作業を続ける事ができました。

そうした仕事をしていく中でインターンシップについて思ったことがあります。スピードと言うのはもちろん大事なことですが私達インターン生は素人です。なので何か助けになろうとすることを意識するよりも、せっかくインターンシップを受け入れて頂いたのだから少しでも多くのことを学ぶ事が自分の役割だという考えをもち作業に取り組みました。

 

もの造りという現場を体感して感じたことがあります。

もの造りの現場を知らなかった自分は消費者という立場でしかありませんでした。その消費者の目線では商品というものは傷が入っていなくて当たり前というものでしたが、こうしてもの造りの仕事を体感させていただくとその当たり前がそうではなくなりました。木工所では切る、叩く、削るという作業をたくさんしていてその中で家具に凹みや傷をつけないという事がとても難しいのです。その一瞬の気の緩みが命取りな作業を毎日している職人さんはすごいと思いましたし、そうした傷をつけないという事だけではなく仕上げにもすごくこだわっていて仕事に対しての気の入り具合を感じました。

 

今日は最終日です。これまで大変ご迷惑をお掛けした中親切に教えて下さった箭木木工所の方々に感謝してインターンシップを終えたいと思います!

 

6日間ありがとうございました!

とてもいい勉強をさせていただき楽しかったです!

作業風景