10日間の企業研修を体験して、色々な事を体験し、色々な事を学びました。

まず、それぞれの木材の名称や特徴、値段を教わりました。ナラとオークの違いが全く分からず、初めは苦戦していましたが、木目の微妙な違いが分かるようになり、少しだけ見分けがつく様になりました。それからは、木材に興味が持てるようになりました。ちなみに自分はパープルハートという木が一番好きで、加工無しであの鮮やかな紫色が出ているのは凄く不思議だと思いました。

作業では、黒いボックスを作成しました。このボックスを作成するまでにも、タッカーやプレス等、今までに見たことの無い色々な機械を使ったり、覚える事もたくさんありました。1つ作るだけでも本当に大変で、機械の使い方が分からずモタモタして怒られたりもしましたが、他のインターンシップの方と話したりしながらの作業は本当に楽しく、目標の個数を作り終えた後の達成感が凄く良かったです。
プレス加工

小箱

自分が今回の企業研修で一番いい経験をしたと思えたのが、オーダー家具の打合せで、実際にお客様の自宅に訪問し、そのやり取りを隣で見学させていただいた事です。お客様に対する接客態度や段取りが間近で見ることが出来、またお客様と少しだけ会話をすることが出来たので、非常に良い経験になった思いました。打合せが終わった後は、家具の引き取りや配達をしました。この時は、手際が悪く、全然役に立てなかったけれど、これも経験としては非常に良く、反省点を見つけることが出来たので、今後に活かせるようにしたいです。それと、人生で初めてトラックの助手席に乗ることが出来たのも、とても良い経験になったと思っています。

 

研修8日目では、ボランティア活動として、金剛山まで行き、ヒノキの木を伐採、間伐作業を体験させて頂きました。思ったことが、木を一本切るだけでもものすごい力が必要で、さらに真っ直ぐに切らないと全然違う方向に倒れてしまったり、別の木の枝に引っ掛かってしまったりして危険なので、上手く切ることが出来なくてとても大変な作業で、これが当たり前のように出来る林業関係の人は本当に凄いと思いました。学んだこと、得たものは、やっぱり声を掛け合わないととてもやり辛く、コミュニケーションを取ると言うことが本当に重要であることと、初めは使い方や力の入れ方が分からず苦戦していた鋸も、アドバイスや注意点を参考にしてやると綺麗にまっすぐ切れたので、短時間での成長を実感することが出来、それを褒められたことが凄く嬉しく、モチベーションが上がったりと、色々なことを学び、得ることが出来ました。ただ、反省点としては、もう少し積極的に取り組もうとする態度と、自分から声を出すことが全然出来ていなかったので、この仕事だけでなく、今後の学校生活や、就職で活かしていきたいです。

その他にも、経験したこと、学んだことはたくさんあります。この10日間を通して一番学んだことは、人とのコミュニケーションを取りながらの作業がとても大切で、重要な事であること、そして、声を掛け合わないとこの仕事はやっていけないこと。それと、挨拶や5S(整理、整頓、清掃、清潔、習慣)と言った、仕事をする以前の人間としての基本と常識を再認識することが出来ました。

この10日間を振り返ってみると、ほぼ毎日怒られたり、注意されることばっかりでしたが、どれも自分に足りないこと、出来ていなかったことをしっかり教えてくれたので、これもまた1つの経験だと思いました。仕事の一つ一つはいい経験になっただけではなく、楽しんで取り組むことが出来たので良かったと思っています。

このブログを作成したのが最終日の午前なのですが、9日間で得た反省点を活かして、最後までやり切って行きたいと思います。

この9日間は、長いようで、本当にあっという間に過ぎていき、そして今日も気が付けばお別れになると思います。いざ研修が終わりとなると、少し寂しかったりもします。

 

大阪工業技術専門学校 住友 昂樹