こんにちは、9/7~9/12の6日間お世話になりました武庫川女子大学の鴻田です。

インターンシップに参加するのは今回が初めてで、どのようなことをするのか検討もつかずとても不安でした。また、インターンシップではお客さんが直接触るものはインターンシップ生は触れることが出来ないと聞いたことがあったので、家具を作る工程を説明していただけるだけだと思っていました。

しかし、実際に参加してみると作業工程や機械の使い方を社長さんや社員の方々がお仕事中にもかかわらず貴重な時間を割き丁寧に教えて下さり、 さらにはアドバイスや上手く作業するテクニックまでも教えていただくことができました。それにより安心して、かつ緊張感をもって取り組めたと思います。それは私にとってとても貴重でなかなか普段ではできない経験ができたと実感しました。

さらに毎日書いたインターンシップ実習日誌を、箭木木工所の社長さんや塗装屋の方などがその日に読んでくださりたくさんのコメントをいただきました。大学で直接教えていただく先生方以外には、お仕事をされている方にコメントをいただく機会はほとんどないのでとても大きな財産になりました。

それから、朝礼では3分間スピーチというものがありました。3分間スピーチとは、話す人が日替わりで交代していきスピーチが終わると社員の方々や他大学の学生の方から質問や感想をいただくことができるというものでした。大学の授業の中でクラスの友人の前で話すのとは違い、幅広い年齢層で性格や考え方の異なる人たちにとって分かりやすいものであるかどうかがとても重要だと感じ、さらにそこでは自分自身がわかっていれば当然周りの人もわかっているだろうという勝手な思い込みに気づくことができました。

学生たちで製作の補助作業

またインターンシップ期間中は6日間ずっと箭木木工所で活動すると思っていたので、初日に塗装屋さんに行くことを知りとても驚きました。箭木木工所だけでなく、塗装屋さんで作業をしたり建設中の歯科クリニックへ家具の配送、家具の引き取りにも同行させていただきました。

まず塗装屋さんでは塗装する前に他の場所に塗料が付かないようにする”養生”というものや、完成した製品の梱包、棚についている扉を外し面取りなどをしました。また休憩時間には主に看板を塗装する際の色見本として使うカラーカードや、木目の入ったものや大理石の模様をしたチップを見せてくださいました。

次に建設中の歯科クリニックへ家具の配送に同行させていただいた時、建設中の現場へ踏み込んだのも現場にいる人とお話したのも初めてで、もし時間があるのであれば運び込まれたカウンターやカルテを入れるケースがどのように設置され空間が出来上がっていくのかずっと見ていたいと思いました。

最後に、家具製作所へ製品の引取に行った際、引き取る家具をどのようにトラックの後ろへ置くことが出来るのか、また紐で固定する際製品が傷つかないように毛布やダンボールでカバーしている様子を見て、ものを大切に扱う姿勢を学びました。

インターンシップ期間中に出会った場面や行く先々で会った人達を見て製造業は、自分たちもしくは、仕事の関係先の方が作られた製品を大切に扱う姿勢や、初対面であってもしっかりと関係を築いていこうとする積極性 意思、周りの状況を把握し率先して今やるべきことを見つけ行動する必要があると実感しました。

また今回のインターンシップで、今後私自身にとって必要だと思ったことは、人との会話です。理由は、作業中、指示されたことを一度で正しく理解することができず何度も聞き返してしまったり、自身が分かっているので相手も分かっているだろうという思い込みによって3分間スピーチや作業工程の伝達がスムーズにいかず時間がかかってしまうことが多々あったからです。この機会に意識して改善していきたいと思います。