8月29日からインターンシップで箭木木工所で8日間お世話になっています、摂南大学理工学部建築学科3回生の杉原直人です。

今日この日9月7日を持って最終日となりました。8月29日初めてインターンシップで箭木木工所を訪れた時は、実習期間が8日間もあったので色々なことを学べる長いインターンシップ始まったと思っていたのですが、いざ振り返ってみると箭木木工所での8日はあっという間に過ぎてしまい、今日が最終日という実感全くありません。しかし、箭木木工所での1日1日はとても貴重体験の連続で毎日がとても充実した1日でした。

最後の1日ということで8日間の箭木木工所での貴重な体験の連続をここにまとめたいと思います。

まずは、今回の実習の中で一番よく使ったパネルソー。パネルソーとは、木材などを一瞬でカットできる巨大なパネルに電動のチェインソーの刃が付いたものです。さらにこのパネルソーは寸法を入力するとパネル横についている固定台が動きキッチリと寸法通りにカット出来るという優れものです。

しかしながら、このパネルソーはとても危険な物でもあります。木材などを一瞬でカットできる力を持っているので、もしチェインソーの刃部分に指挟んでいまうと・・・取り返しのつかない事態になります。パネルソーは便利な物でもあるが同時にとても危険な物でもあります。自分はパネルソーで実験箱を作る際にこのパネルソーで大量の木材をカットしていたので慣れて作業をしていたのですが、慣れていてもパネルソーは危険な物で気が抜けませんでした。その他にも昇降盤、インパクト、トリマー、フィニッシュなど様々な工具、什器を使いました。どれも、慣れくるととても便利で使い勝手の良いものなのですが、やはりどの工具、什器も危険があります。そんな工具、什器を自分の手や脚のように自由自在に扱っている職人さんの技、技術その凄さを自分自身がパネルソーなどの什器を使うことで改めて痛感しました。やはり職人の皆様は凄い。

インパクトで枠の取り付けプレス機

パネルソーでカット昇降盤パネル運び

また、神戸の芦屋まで配送作業のお手伝いをした時は、大きな机を神戸の現場の部屋にいれる作業で、ただ大きな机を部屋に入れだけなのにものすごく大変でした。何が大変だったというと机が部屋の入口ギリギリだったので大きな机を傷つけること無く部屋の中に入れるのにものすごく苦労しました。そんな中で正確かつ効率的に机を入れるのは、ただ机を部屋に入れるだけでこんなに大変なのかと思い知らされました。箭木さんが1ミリ、2ミリずれると大変なことになるとおっしゃっていたのですが、まさしくこの時、1ミリずれて机が入らないとなると・・・いかに正確に作るか数ミリ単位の誤差が命取りになる理由が分かりました。

その他にも、箭木さんに木材の性質、歴史、種類、また、木にはオス、メスがあるなどの木に関するちょっとした雑学。さらに、経済や建物、社会の話まで本当に色んなことを教えてもらいました。

長かったようで、短かった8日間のこの箭木木工所でのインターンシップは自分の人生の中で良い思い出、また、良い経験になりました。

この箭木木工所で得たことを糧として、将来建築家になれるよう頑張って行きたいです。